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映画「非誠勿擾 ~ 狙った恋の落とし方。」日本公開へ(1)

nerattakoi.jpg 北海道を舞台に撮影され、中国で大ヒットした映画「非誠勿擾」が、2010年2月20日から日本で公開されることになりました。
 
 この映画は以前このブログでもご紹介しましたが、中国で有名な監督やキャスティングが光って大きな話題を呼び、1億人の観客動員という驚異的な記録を打ち立てました。2009年はこの映画のヒットが影響して、多くの中国人が「北海道を旅してみたい」と思うようになりました。
 
 海外からの観光客誘致を仕事にしている人の間では有名なこの映画も、まだまだ日本人にとっては「知る人ぞ知る」映画です。しかしながら、道東の観光地では「なぜか知らんが急に中国からの観光客が増えたんだよね」という声もよく耳にするようになりました。
 
 この映画の特筆すべき点は、いわゆる『観光地』というよりむしろ北海道の普段の姿をスクリーンに映し出した数少ない媒体であるように思います。普段着の北海道に映画のストーリー性が加わって、多くの人が「行ってみたい場所」の筆頭に映画のロケ地が挙げるようになりました。
 
 中国での日本のイメージは、これまで映画によって大きな影響を受けてきました。話をしてみると、日本人のイメージは、いまだに山口百恵と高倉健だという中国人が多いことに驚かされます。1980年代、文化大革命が終わった後に『君よ憤怒の河を渉れ』などの日本映画や『おしん』などのテレビドラマが多くの中国人にカルチャーショックを与えたというのです。映画によって深く印象付けられた日本のイメージをさらに変化させるには、やはり映画が最も効果的ではないかと思うのです。
 
 映画「非誠勿擾」に描かれている登場人物は、お金を持った中国人が自由に中国各地や北海道を周遊しながら恋人を探す姿です。次第に中国人が帰省だけでなく、自由に各地を旅行するスタイルが一般的になりつつあります。1999年に中国でも「黄金周」というゴールデンウィーク制度が始まり、シルクロードや海南島、九賽溝など中国国内旅行が活発になり、航空券やホテルなどが時期によってかなり逼迫するようになりました。さらに新しい海外旅行の渡航先を探しているところに、この映画が「『北海道』はこんなところ」と紹介したので、注目を集めるのは当然の結果でもあるでしょう。中国人にとって北海道の魅力はどんなところにあるか、探るためにも是非一度ご覧いただくことをオススメします。
 
 邦題は「狙った恋の落とし方。」と名付けられたこの映画について、このブログでも数度にわたってご紹介していこうと予定しています。
 
 
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2009年12月16日 矢野友宏 |

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